若い女性がおじさんをワンチャン抜きで利用するのは虫がいい。

はあちゅうさんのセクハラ・パワハラ告発の件が話題になってます。
勇気ある行動に感動しました。 

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 『俺に気に入られる絶好のチャンスなのに体も使えないわけ? その程度の覚悟でうちの会社入ったの? お前にそれだけの特技あるの? お前の特技が何か言ってみろ』と性的な関係を要求されました。『お前みたいな顔も体もタイプじゃない。胸がない、色気がない。俺のつきあってきた女に比べると、お前の顔面は著しく劣っているが、俺に気に入れられているだけで幸運だと思え』と

記事中の岸さんの言動やラインのやりとりが、極めて仕事できる人にありがちのドエス的性嗜好を感じ、これは岸さんにとってプレイの一環だったのではないか、と邪推しましたが...。

セクハラ、パワハラは、ダメ、絶対! です。やられた方はずっと心の傷が残りますからね。とにかくダメです。

 

さて、権利のあるおじさんに近づき、その権力にフリーライドしたかった若い女の子と、その権力を使ってデヘヘしたかったおじさんの、不幸な物語をひとつ。

 

地方から出てきた若いフリーランスの女の子が業界内で力のあるおじさんに見出され、同業者の皆が羨むようなポジションを手にしました。

それをキッカケに露出も増えていたのですが、どうもうまい汁だけ吸える、ということもなかったようで、性的な冗談を投げられたり、身体を触られるなど、セクハラとワンセットにはなっていたようです。

他にもギャラ問題など、なにかと腹にすねかえることもあったのでしょう。または、もはや彼の力がなくてもやっていけると踏んだのでしょう。

彼女は、彼からどんなセクハラを受けたか、彼不参加の業界人が集まる会食の席で皆にぶちまけ、それは、即日、その席にいた人々からの、メッセンジャーやLINEなどのホットラインを通じて、話が広まりました。

彼女は実力以上のポジションを得ていたことでコツコツやっていた古参勢の静かなヘイトを貯めていたので、女性性を利用した行動が快く受け止められていなかったこともあり、より噂が広まって男女双方赤っ恥をかいた上に仕事を失う、というお粗末な結果になってしまったのでした。

 

わたしは、若い女性がその美しさや若さを活用して権力者に近づき、業界内外でポジションを固めていく戦略は否定しません。使えるものを最大限に使って結果を出して行くのは、志があるとも言えます。

女性の若さと愛嬌は、ストックをついて登山してる人を尻目に、ケーブルカーでするする山の中腹まで行けるくらいのチートアイテムではあります。

ただ、中腹以降は、積み上げた基礎体力のなさに登頂することなく力尽きてしまいがちなので、楽をしている間にジェット噴射機を準備している、くらいの周到さは、必要です。

物語の彼女は、ケーブルカーに乗ってはみたものの、考えの浅さと覚悟の足りなさが露呈して、全員不幸になった事件だったなぁと、思いました。

 

セクハラはダメ、絶対。

けれど、若い女の子がおじさんに近づいていく行動に、うまい汁を吸いたいという下心はないのか、利用してやれと相手を馬鹿にしてはいないのか、その行動はおじさんの劣情を刺激しやしないか、その先にゴールは見えているのか。女の子側も、自衛のために、きっちり考えながら行動する必要があるのではないでしょうか。

 

おじさんは無償ATMではありません。

ご利用の際は計画的に。

 

追記) この「物語」にあたるくだりは、主に自分の若い頃の事件も含め、身近なよくあるパターンを組み合わせたフィクションです。「主に自分の〜」と追記すべきだという指摘を受けたので、その旨追記させていただきます。 (12/18 21:00 更新)